レンタルサーバーはエックスサーバーを利用している私ですが、少し前にひとつのブログだけ、サーバーを『エックスサーバー』から『wpX Speed』に移行しました。
それをまた『エックスサーバー』に戻そうとしたのですが、その際『WordPress簡単移行』を使うことができずにとても苦労したので、こちらに備忘録として残しておこうと思います。
『エックスサーバー』から『wpX Speed』への移行
半年ほど前に、『エックスサーバー』でワードプレスをインストールして5記事ほど書いたブログを、『wpX Speed』に移行しました。
その際『WordPress簡単移行』という機能を使って行いました。
その時の記録がこちら
移行作業を終えた後、
- エックスサーバーでのドメイン設定やインストールしたワードプレスはそのままで良いのだろうか?
- データベースもそのまま残しておいて良いのだろうか?
などの疑問を感じながらも、下手に触っておかしなことになってしまう方が怖いと思いそのまま放置していました。
『wpX Speed』から『エックスサーバー』への移行
数ヶ月が経過し、『wpX Speed』を利用する理由がなくなってしまったので、サーバーをまた『エックスサーバー』に戻そうと思い、『WordPress簡単移行』を使って移行しようとしたのですが・・・
次のようなエラーメッセージが表示されてしまいました!!
指定のURLには、既にプログラムが設置されています。
実際の画像がこちら()です。

しかし、そのメッセージを「既にプログラムが設置されている = 何もしなくて良い」と都合よく解釈した私は・・・
ネームサーバーの変更を済ませ、ブログを表示させてみたところ何の問題もなかったので、そのまま『wpX Speed』を解約してしまいました。
そして、再度ブログを表示させてみると、なんと『wpX Speed』に移行する前に書いた5記事しか残っていない!『wpX Speed』に移行してから書いた50記事がどこにも残っていないのです!!
半分諦めモードになりながらも、もうこれは手動で移行するしかないと判断し、ダメ元で次の作業を行いました。
作業の直前にバックアップすら取っていなかったのですが、普段からバックアッププラグイン『BackWPup』を使用していたことが、この時本当に役立ちました。
1. wp-configファイルの書き換え
『wpX Speed』でバックアップしてあった「wp-config.php」ファイルを、『エックスサーバー』のデータベースの情報に書き換えます。

- MySQLデータベース名
- MySQLユーザID
- パスワード
- MySQLホスト名
2. データベースのインポート
『wpX Speed』よりバックアップしたデータベースのインポートを行います。
① エックスサーバーのサーバーパネルのデータパネル >「phpmyadmin(MySQL5.7)」をクリックし、phpmyadmin にログインします。
ユーザー名 | MySQLユーザ名 |
パスワード | MySQLユーザのパスワード |
② ログイン後、画面左にあるMySQLデータベース名を選択します。

③ 画面上部のタブより「インポート」へ進みます。

④ インポートするファイル > アップロードファイル >「ファイルを選択」をクリックし、『wpX Speed』よりエクスポートした「sqlファイル」を指定して、「実行」ボタンをクリックしデータベースのインポートを行います。

3. サイトデータのアップロード
『wpX Speed』でバックアップをしたWordPressのサイトデータを、FTPソフトなどを用いてエックスサーバーのドメインフォルダ内にある「public_html」フォルダの中へアップロードします。
ここでは、どのデータをアップロードするのか分からず悩みましたが、私のケースでは「plugins」「themes」「uploads」をアップロードしたら、無事にブログが表示されるようになりました。
FTPソフト『FileZilla』の使い方はこちら
まとめ
今回のことを記事にするかどうか悩みましたが、今後何かあった時に役立つかもしれないと思い、備忘録として残しました。
そんな記事ですが、どなたかのお役に立てれば幸いです。